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報道によれば、オスプレイの生産を行っているボーイングの工場は、2025年にこの機体の生産が終了予定らしい。米軍(海兵隊、空軍、海軍)での採用数が458機で終わる予定で、陸自の17機以外、諸外国からの発注は無いようである。1機100億円を超える(今年のような円安なら150億円以上・・・?)高価な機体であったので、そうそう購入できる国は少ない。世界広しと言えど、米軍配備地域と日本でしか見られない貴重な機体である。しかし、このチルトローターと言う新しいタイプの機体は、米陸軍がUH-60の後継にバローを選択した事もあり、今後ヘリコプター界の主流になりそうである。(2023年10月記)
↑ 展示訓練では、AH-1Sの護衛の元、実際に兵員7-8名を載せて誘導路へ降下。V-22の最大航続距離は3900Km(ペイロードなしで外部燃料タンク付き)もあるが、兵員20名以上を載せた場合の行動半径も、給油なしで600km。つまり那覇から熊本を無給油で往復できる。これは、CH-46シーナイトの4倍、積載量は3倍の能力がある。S
↑ 右旋回しながら、着陸地点へ移動。直ぐに兵員を降ろせるように、後部のカーゴドアは既に開けてある。
↑ 5号機と16号機は、エンジン始動の後飛行することなく、地上展示機として展示エリア移動した。牽引車と比較しても、胴体が結構大きい事がが判る。
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↑ 展示訓練の後、7号機と12号機も展示エリアへ移動、結局4機が展示された。
↑ 陸自の機体にも拘らず、海軍や海兵隊と同じようなグレー塗装にしたのは、将来海自が持つであろう大型の多目的艦(強襲揚陸艦)での洋上運用を前提にしているからと、私は考えるが如何であろう。
↑ 流石に周りの枯草は飛んでいたが、ダウンウォッシュの影響はそれほどなく、スムーズな着陸であった。回転翼の直径は11.5m。こうして降りてくる時の最大横幅は、26m近くある。これはKV-107バートル(CH-46)のローターを回した時の最大全長とほぼ同じ。
Wings